カペリティフ No.9 16039

3,575円(税込)

歴史

南アフリカではヴェルモットは1800年代後半、金やダイヤモンドの発掘で富が築かれていた時代に、アペリティフ(食前酒)として広く飲まれており、市民やバーテンダーらに大きな影響を与えていました。中でも特に人気を博したのが1906年にケープタウン・エリアで誕生したオリジナル・レシピのヴェルモット 『カペリティフ』 でした。しかし間もなく財産抗争が勃発し、キュヴェの背景や大切なレシピが消失してしまい、80年もの間 「ゴースト・イングレディエント/幽霊の材料」 と呼ばれていました。2014年、当時のレシピの文献を知るデンマーク人のミクソロジスト(Mix:混ぜる・Ologist:学者 / ボタニカルやスパイスなどの材料を用いて独創的なカクテルを生み出す職人) ラース・シュミット氏と、かのスワートランドの銘ワイン生産者である アディ・バーデンホースト氏が出会い、苦心の末にレシピの再現に成功し、この唯一無二のヴェルモット「カペリティフ」は見事な復活劇を遂げたのでした。

造り方

【ヴェルモットとは】 白ワインにハーブやスパイスを漬け込んで造る「フレーバード・ワイン」の一種で、アペリティフ(食前酒)として飲まれるほか、様々なカクテルの材料に用いられます。 【カペリティフの造り方】 古木のブッシュヴァイン(株仕立て/自根)のシュナン・ブランから造られた白ワインをベースに、約50種類ものボタニカル(自家農園のハーブ、フレッシュフルーツ、花、苦みのある根っこ、樹皮など)と数種類の魅惑的香りのスパイスを浸漬して造ります。毎年、その年その年の気候に最適な季節のボタニカルを用いて仕込むため、キュヴェごとにロット・ナンバーが付けられています。また、生産量も極少量に限られているため、ラベルにはシリアル・ナンバーが付いています。毎年必ず使われているボタニカルの中には、西ケープ州にだけに見られる“フィンボス”と呼ばれる野生の植生地域に自生していて、長く薬用として用いられてきた強い芳香を放つハーブが何種類か用いられており、これが他のボタニカルたちと絶妙に溶け合うことで、他のヴェルモットには無い独特の個性的なフレーバーが加わるため、絶大なファンを獲得しています。 ◆SO2無添加

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