NAKATSU GIN 榧の実 21486

3,850円(税込)

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【製造元コメント】 NAKATSUGINの地元、中津川や恵那市には【榧】かやという木が多く自生しています。 かなりの巨木になる針葉樹です。 この地域では古くから、民家のシンボルツリーとして、庭に残されていたようです。 そして、この種子はアーモンドに似ていて、フライパンで炒って食べる習慣が今でも残っています。苦味がありますが、濃厚で自然な風味。何処か懐かしい味です。 今回お世話になったのは、恵那市笠置町の山の麓にある、昔の元庄屋さんでもある遠藤家のかやの木です。 かやの木は2本あり、種類が違うそう。岐阜県の天然記念物に指定されています。 2本の木の根本には大きな空間があり、言い伝えによると、昔、平家の落武者が身を隠すように暮らしていたとか。なんと青銅の手鏡も出土しており、遠藤さんに見せて頂きました。 この木は大変神々しい、何が宿っているような風格のある木なのです。 毎年9月頃になると美しい緑色の実がなり、自然に落下した物を集めて、皮を剥き、種子はお菓子屋さんへ、そして、果肉をNAKATSUGINのボタニカルとして分けて頂きました。  私はずっと前からこの果肉の香りの素晴らしさに圧倒されていました。 グレープフルーツ?パッションフルーツ? みたいな強い柑橘系の香りがあるのです。 しかし、ジンに使えるだけの果肉を確保出来る木が中々見つかりませんでした… それが、昨年の秋、柚子を使わせてもらっている笠置柚子組合の方から、 「かやの実が沢山取れる木を持っている遠藤さんて方がいますよ」と連絡頂き、早速会いに行き、ご縁が生まれたのでした。 収穫して蒸留しましたが、ワンシーズンだと量が少ないんです。一年待って、今シーズンのかやの実の蒸留液と合わせて、ようやくファーストバッチのリリースです。 予想通り、もの凄い柑橘系の香りが出ました。 今までに感じた事のないくらい… しかし、フルーツの柑橘香とは何か違うんです。針葉樹の実たる所以でしょうか、森がいるんです。 オイリーな重厚感とウッディなアロマ感… 爽やかとは違う、静かなる森の木々を感じます。 NAKATSUGINのフルーツ系のジンとは全く違い、森の奥深くから迫って来る、深淵なる不思議を感じざるを得ません… ゴクゴクと爽快に飲むような感じでは無いかもしれません。一杯飲めば充分かもしれません。カクテルのベースにしても、もの凄い主張をして来るかもしれません(使えないかも) ほんの少しのアレンジでも個性を発揮するかもしれません。 もう飲みたく無い? なんて感じる人もいるかもしれません。 きっと好き嫌いがハッキリ分かれるでしょう。 炭酸割りか、トニックが良いのか、カクテルベースが良いのか、分かりませんが、この不思議なかやの実のジンを、良かったら、一度味わってみてください。 ※かなり白濁します

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